叱る以外に、どんな育成のしかたがあるでしょうか?
あるアメリカの心理学の本には "叱る" の定義は "挽回への励まし" であると書いてありました。 本来 "叱る" というのは、相手がミスをしたり、間違ったときに "言い訳させずに、だめなことはだめだったと認識させ、けじめをつけさせ、次に向かわせる" という行為です。 その意識で叱るのであればよいと思うのですが、多くの場合、上司の感情的な反応でしかないことが多い。 自分が思った通りに動
コラムで読むコーチング事例(40)変化はまず「自分」から
これまでHello, Coaching!で掲載した選りすぐりの記事の中から、マネジメントに役立つ事例をテーマ別にピックアップ。 さまざまな組織でコーチングがどのように機能しているのか、リーダーたちがどのようにコミュニケーションの変革に挑んでいるのか。どのような関わりが人を活かし、組織を動かすのか。 事例を通して、具体的なコーチング活用のエッセンスをお届けします。 自分は変わらず周りに変化を求める
第21回 Employee Firstの人本経営で、尾道から世界へ勝負する
さまざまな業界のトップに、経営に関する哲学をお聞きする経営者インタビューシリーズです。 今回は、業務用クリーニング機器専門メーカーとして、広島県・尾道から世界へ、"洗う文化"の創造を図る、株式会社山本製作所の山本尚平代表のインタビューをお届けします。 山本氏は創業2代目社長として、同社のグローバル展開を推進してきましたが、本インタビューでは、その山本氏が経営をしていく上で大切にしている考え方などに
どのくらいの頻度でエネルギー補充していますか?
車が走るためにはガソリンが必要なように、人が行動するためにはエネルギーが必要です。行動することばかりに躍起になって、エネルギーの補充を怠ると、ガス欠になって思いがけないトラブルが発生することもあります。 もしあなたが誰かをコーチする立場にあるとしたら、車を走らせるときガソリンの残量をこまめにチェックするように、その人のエネルギーに絶えず意識を向けている必要があります。 相手が頻繁にガス欠に
お互いの前提を理解できたら、未来をどう変えられるのか?
春を前に、今年も人事異動の季節が到来しました。新しい役割に心躍る方、新たな人間関係の構築に不安を覚える方。これから様々なドラマを織りなしていかれると思います。 クライアントのAさんは、3年前の4月にシンガポールの大規模拠点に社長として赴任されました。着任し、社員のフレンドリーで家庭的な雰囲気に安堵しつつも、このままでいいのだろうかと正体不明の違和感を覚えました。 「社員が安心して働ける文化を築いて
私たちは同じ言葉で話しているはずなのに
コーチングをしていて、クライアントが奇妙な顔つきで見返してきたり、「もう一度質問してほしい」と言ったりするのを不思議に思ったことはないだろうか。私はメンターとして多くのコーチングの録音を聞いているが、二人が使っている「言葉」が必ずしも同期していないことに気づくことがよくある。 今回の記事では、コーチとしての言葉の使い方と、コーチとクライアントとの間で「コーチングの言葉」がどのようなつまづきの要因に
相手への関わり方を迷ったとき、どうしていますか?
コーチングをはじめたばかりの新米コーチが犯してしまうミスのひとつが、すべてのクライアントに対して、同じスタイルのコーチングをしてしまうことです。 しかし、目標に向けてどのようなサポートを必要としているかは、クライアントそれぞれ違うし、クライアントのそのときの状態によっても変わります。 ただ励ましてほしいとき、 鋭く突っこんでほしいとき、 笑い話で盛り上がりたいとき...。 経験を積めば
コラムで読むコーチング事例(39)コーチングで、組織活性化!Part2
これまでHello, Coaching!で掲載した選りすぐりの記事の中から、マネジメントに役立つ事例をテーマ別にピックアップ。 さまざまな組織でコーチングがどのように機能しているのか、リーダーたちがどのようにコミュニケーションの変革に挑んでいるのか。どのような関わりが人を活かし、組織を動かすのか。 事例を通して、具体的なコーチング活用のエッセンスをお届けします。 昨今、「組織開発」の手法としても
あなたは、どのように組織に「社会化」していますか?
みなさんは、社会人になって以降、何回くらい、新しい組織や新しいチームに変わった経験があるでしょうか? 転職した人は無論のこと、組織変更や人事異動で環境が変わるたびに、新しい組織、新しいチームに順応する必要に迫られた経験があるのではないでしょうか。既存のチームに新たに参画することになったとき、速いスピードで溶け込むのはそんなに簡単なことではありません。 クライアントのAさんは、昨年役員に昇進し、経営
自分の気持ちをどのくらい伝えていますか?
先日、ある外資系コンサルティング会社のコンサルタントの方々に、コーチングを教えていました。 その中で、同じ人(Aさん)の同じ目標に対して、2人(SさんとTさん)が続けてコーチングをするという場面がありました。 質問の切れ味からするとSさんもTさんも大差はないのですが、なぜかAさんはTさんの質問に対して、ずっとたくさんのことを答えました。 TさんがSさんと著しく違ったのは、Tさんは相手がなに